読者の皆様、こんにちは。強い近視に悩んでいたのですが、ついに意を決してICL治療を受けてきました。
レーシックと比べて安全性が高い。そして費用も高い。手術が怖い。コンタクトはいつまでできるの?など・・・ネットの情報だけではわからない部分で悩んでいる人も多いのでは。
実体験そのまま、赤裸々に語ります。
ICLとは
ICL (Implantable Contact Lens)治療とは「眼内コンタクトレンズ視力矯正」と言われ、目の中にレンズを入れる角膜を削らない視力矯正です。
近視、遠視、乱視の治療が可能です。
1997年に欧州で導入されて以来、世界で累計200万眼以上に使用されており、国内では2003年から治験が始まり、2010年に医療機器として承認されています。
- シャープで鮮やかな見え方が期待される
- 入院不要で快適な視力回復が期待される
- ゴロつきや違和感がなく目に優しい
- ドライアイの原因になりにくい
- 夜間も良好な見え方が期待できる
- お手入れ不要
- 万が一の場合、レンズを取り出して元の状態に戻せる
- 紫外線をカットする機能がある
ICL手術を決意したきっかけ
私自身のお話なので、特にご興味がなければ、すっ飛ばして次の手術までの流れをご覧ください。笑
目の手術と聞くとまず第一に「怖い」です。とにかく恐怖心がありましたが、右目0.06、左目0.05の強度の近視、20年近くコンタクト生活でたくさんの困り事や不便がありました。ソフト10年、ハードレンズ10年程です。
【強度近視の人が困ること】
- コンタクトの乾燥や汚れ
- 災害時の不安(メガネがないと外に出られない・コンタクトの替えも必須)
- 海や水泳の時にはソフトレンズに変えても水が入ると目が開けにくい
- 目が疲れて肩が凝る
- コンタクトレンズが外れる、ズレる、張り付く
- 常にコンタクト予備かメガネを持ち歩く
- 裸眼になるとメガネを探せない、手探り、感覚で行動するしかない
これらの悩みが10分ほどの手術を受けることで全て解消されるのです。
しかも、万が一の場合、取り出して目を元の状態に戻せるということも安心材料でした。
レーシックは角膜を削る、特に強い近視だとたくさん削ることになるので、目への負担は相当です。
【札幌】ICL治療ができる眼科
- 品川近視クリニック札幌院
- 札幌せきや眼科
- 札幌かとう眼科
- 大橋眼科
- 新札幌おおたに眼科
札幌せきや眼科
地下鉄発寒南駅1番出口から徒歩5分の距離にある駐車場完備の綺麗な病院です。キッズルームも完備、手術室は診察室と別な空間となり、手術の順番を待つ&術後の休憩するスペースが一人一人に設けられ、非常に安心感のあるスペースとなっています。
関谷院長は、ICLの第一人者として高い評価を受けていて、遠方からの来院患者さんも多い非常に信頼感の高い病院です。
ICL費用については、他の眼科より高額です。ICL乱視なしで700,000円(税込)です。
乱視ありだと800,000円(税込)となります。適応検査後にカード支払い、または現金払い、振込を選択できます。
他にかかる費用としては、事前の検査費用 現金5,000円(税込) です。
手術までの流れ
① 適応検査
電話・またはメールで検査日を決めましょう。
ただし、コンタクト着用している方は下記の着用期間を考えて、日にちを決定します。
【適応検査前のコンタクトレンズ装用期間制限】 !!重要!!
ソフトレンズの方:検査3日前からメガネ(裸眼生活)
乱視ソフトレンズの方:検査1週間前からメガネ
ハードレンズの方:検査2週間前からメガネ
※ハードレンズの使用を2週間前にやめてソフトレンズに切り替え、検査3日前からメガネ着用でもOK。検査後から手術日まではコンタクト着用してもOK。
この決まりは病院ごとに違うので、必ず確認しましょう。
【適応検査内容】
視力検査を含め10項目ほど検査をするため、約2時間ほどかかります。
瞳孔を開く薬を点眼するため、眩しくて目を開けていられません。午前中に検査したら夕方くらいまでその状態が続くので、サングラスがあると良いです。
車での来院可能とはなっており、病院内で少し落ち着くまで待っていても良いのですが、どうしてもという場合を除いて、公共交通機関が望ましいです。
(・・・眩しいのも一つ大変なところですが、普段しない検査をみっちりするので結構疲れます。公共交通機関で行けばよかった・・・と後悔しました。)
② 日程決定・手術前の準備
クレジットカード・現金で適応検査当日にICL治療費用の支払いが可能です。
後日振り込みでもOKです。
入金の確認後、手術日を決定します。空いていれば、すぐに案内していただけます。
(・・・月曜日に検査をし、その週の金曜日に手術をしました。ICLの在庫次第の部分もありますが、適応検査後、最短で1週間以内の手術も可能ということです!)
検査3日前から一日4回の目薬をします。コンタクトをしている場合は、一度外してから点眼することになります。
③ 手術日当日
公共交通機関で来院します。車の場合は、その日は駐車場に停めておくことになり、翌日に取りにくるという流れになります。
何回か点眼をし、手術の待室で順番が来るまで待機します。
ドキドキ・・・怖い・・・ですが、1人がけのチェアと優しいライトで、とても安心できる待機室です。
手術時間は約15分(両目)で、あっという間です。
目を開けたらもう見えます。すごい感動です。
手術後は先ほどの待室に戻って2〜30分ぼーっとしています。心地よいです。
手術後は角膜の抵抗力が弱くなる可能性が考えられるため、目の保護が必要です。保護用メガネ(100均などのダテメガネでOK!)を着用して、ほこりやゴミなどの外部刺激から目を守ります。またお子様がいる方は、特に目に手足や物が当たることを防ぐため、メガネの着用は必須です。
GUやユニクロのメガネはプチプラ&可愛くておすすめです。
【手術中の印象】
- 光を見るので眩しいけど、水面から太陽の光がチラチラと見えるイメージ。意外と大丈夫!
- 点眼麻酔するので痛くない
- ICLを入れるときに違和感がある
- 固定するときに眼球を押されている感覚はある
- 最後に入れる目薬がまあまあ沁みる
- 目にたくさん水分を入れているので、乾燥して死にそうになることは全く心配しなくて良い
- 顔は手術用のシートで覆われて、片目だけ出る形なので、包まれている安心感があった
- 瞼を固定するシールを剥がすとき痛いけど、かさぶたが取れる方が痛いと思う
- ぼーっと水面下にいる感じで耐えるのがポイント
- 片目に5分もかかった印象がない!
- 優しく話しかけてくれるので結構安心感あり。
④ 手術後の検査
手術翌日と1週間後、1ヶ月後に経過検査(費用無料・予約可能)します。
目薬(2種類)を一定期間続けることになります。
※症状に応じては、3日後、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後なども検診を実施するとのことです。
札幌せきや眼科: 公式ホームページ
住 所: 札幌市西区西町北8丁目1−8
アクセス: 【地下鉄】 札幌市営地下鉄東西線 発寒南駅「出口1」より徒歩5分
【バス】JR札幌駅より手稲営業所前行バスに乗車「西町北7丁目」バス停より徒歩1分
駐 車 場: 10台の駐車場あり。
手術後の日常生活制限
NG期間 | 要注意期間 | メモ | |
入浴・洗顔 ・洗髪 | 当日 | 1週間 | 翌日:首下のシャワーOK。 翌々日:目の周り以外のシャワーOK。 |
アイメイク | 1週間 | 1ヶ月 | |
目元以外のメイク | 翌日 | 1週間 | |
デスクワーク ・読書など | 当日 | 3日間 | |
飲酒 | 当日 | 1週間 | |
美容室 | 1ヶ月間 | 1ヶ月間 | カットを含めて、美容室はNG。 必要があれば事前に済ませておく。 |
1ヶ月後からは、カラコンもできます。術後、しっかり眼を守ることがとても大切ですね。
まとめ
いかがでしたか。
「見えない」→「見える」の変化は、「人生が変わる」瞬間です。
強度近視でICLに興味のある方に少しでも情報をお伝えすることができたら嬉しいです。
術後の経過や他院の比較等、掲載していきます。
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